ジャズのアドリブソロを弾く方法(全楽器対応、初級編)その3

どうも〜!
ジャズベーシストの森田哲生です!!
二回に渡ってアドリブの練習法について書きましたが、なかなか言葉のみで伝えていくのって難しいですね!笑
出来るだけ細かに、分かり易く書いていきますので、今回もお付き合い下さい!
まだ、その1〜その2まで見てない方は、今回の話にも続きますので是非ご覧下さい!
・ジャズのアドリブソロを弾く方法(全楽器対応、初級編)その1
・ジャズのアドリブソロを弾く方法(全楽器対応、初級編)その2
では、本編に行きます!

イオニアンのみを使った練習法のポイントとコツ

前回説明した、一つのスケール(イオニアンスケール)のみで弾ききってしまうアドリブ論ですが、初期段階でよく起こりがちなポイントについて改善し、いい感じになるコツなどを説明して行きたいと思います。
・パラパラと手が動くがままに弾かない。
→ドレミファソラシドのみで弾けると言うのは、意外と簡単に弾けてしまうので、本当に適当に弾いてしまう事が多いです。
実は、この練習法には、コードを感じる、譜面を見ずとも、どこにいるか分かる様になると言う影のゴールもありますので、指でパラパラ弾くのでは無く、コードのサウンドを意識して、流れているコードに対して、今弾いている音が馴染んでいるのかを確認しながら弾いて下さい。
アドリブとは、指で弾くものでは無く、耳で弾くものと言っても過言ではありません。
・ドレミファソラシドと言われても実際弾こうとすると、どうして良いか分からず固まってしまう。もしくは、一応弾けはするけど、なんかいい感じにならない。
→固まってしまう人は、結構譜面ありきの演奏に慣れている人に多い現象です。また、いい感じにならない現象はよく目にします。
どちらも、解消するコツは同じです。
テンポを少し落として(80くらい)、8分音符のみでやってみることをお勧めします。
8分音符縛りにすることによりやる事がより明確になるので、より取り掛かり易いと思います。
この時、ドレミファソラシドシラソファミレ(繰り返し)といった感じで、ドを重複させずに弾いていくと1拍目の音が小節毎に変わっていくので、小節の頭で弾いた音がその時のコードに対してどんな感じか意識してみて下さい。
オッ!カッコいいかも!って思える音と、ちょっと微妙だなぁ〜って音があると思います。

少しん慣れてきたらリズムにバリエーションをつけてみましょう!!

8分音符縛りで練習している時は仕方ありませんが、8分音符縛りである程度慣れたらリズムを変えてみましょう。
16分音符とか、より細かい音符は、正確なリズムで演奏するのは大変なので、4分音符、2分音符などのより大きなリズムを使ってみると良い感じになると思います。
あと、8分音符の裏(8分音符の奇数に当たるところ。)から入ってみたりすると良い感じになると思います。
そこで、コードに対して、マッチする音と、そうでない音がありますので、あれ!?おかしいなと感じた音を弾いてしまった場合は、隣の音を弾くと合う場合が多々あります。
逆に、あっ!?良いかも!と思った時は、その音符を伸ばしてみると良い感じになります。

どうでしょうか?少しはアドリブの感じを掴んでもらえたでしょうか?

譜面にない事を自由に弾くとは、初めてやる方にすれば未知なる世界でアドリブを演奏する事自体、楽しく思える側面も多々あると思います。
しかし、CDで聴く演奏とは程遠く、まだまだしっくりこないなぁ〜て側面のが多いと思います。
そこで、色々なスケールや、バッキングとは違うスケール、コードを想定して弾いたり、はたまた、色々なフレーズをコピーしたりするのですが、、、
ここでこのイオニアンのみを使う練習法を止めてしまわない(すぐに他の練習法に移行しない)のもポイントです。
しかし、同じ曲で同じ練習ばかりしていても面白くありませんし、スタンダードと呼ばれるジャズの曲は山ほどありますので、いろいろな曲で同じ方法で練習しアドリブと言う行為に慣れていく事が大切です。
更に、相反する事を言いますが、一定期間は同じ曲を何度も練習し、慣れを深めていくのも大切です。
この一つのイオニアンスケールのみで弾ききってしまう練習方には、まだまだ習得すべき美味しいポイントがあるのです。

次回はそこら辺について触れてみたいと思います!
乞うご期待!!

ではでは!

2018.1.11

ジャズのアドリブについて

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